事例

CASE 03|ファッションセンターしまむら 協業事例|日本の大衆小売向け高コスパホームウェア供給

天乙佳は日本の大手大衆小売チェーン「ファッションセンターしまむら」の長期パートナー。ホームウェア・パジャマ・ブランケット・生活雑貨の OEM/ODM と大量調達を担当。年間取引額は約 US$3 Million、フレキシブル生産・季節対応・安定品質が強み。

2026年9月11日

日本のルームウェア サプライチェーン事例のイメージ:明るい日本のリビングで、快適なルームウェアを着てファッション誌を読むモデル

プロジェクト背景

ファッションセンターしまむら(以下「しまむら」)は、日本全国の店舗網を持ち、「良い商品を誰もが買える価格で」をコンセプトに展開する、日本を代表する総合大衆小売グループです。同社は毎年、中国からホームウェア・パジャマ・ブランケット・生活雑貨を大量に仕入れ、全国数千店舗での通常販売に充てています。

天乙佳は、しまむらの季節性ホームウェア供給チェーンに深く関わってきました。款式設計・生地選定から、量産・品質管理・期限までの輸出まで、しまむらの販売サイクルに合わせて一括対応しています。年間取引額は約 US$3 Million に達し、ホームウェア・パジャマ・ブランケット・生活雑貨など複数カテゴリーをカバーしています。

この事例の意味

しまむらの特徴は 極端な価格感度 + 大きな注文変動 にあります。一度のセール期における注文量は通常の 5〜10 倍に達し、セール終了後は直ちに低水準に戻ります。これは「低価格+俊敏対応+量産+品質安定」を同時に実現する供給体制を要求します — まさに成熟した中国製造システムの得意領域です。本事例は、天乙佳がいかに統合サプライチェーンで日本大衆小売市場の季節的俊敏要求に応えているかを示しています。

顧客の課題

顧客のリアルな痛み

日本大衆小売のリーダーとして、しまむらには 3 つの恒常的なプレッシャーがあります。

  • 価格プレッシャー – 消費者の販売价1 円に対する感度が極めて高く、利益余地は厳しく絞られる
  • 品質底线 – 低価格でも消費者は品質欠陥を許容せず、少しでも不良率が上がれば即返品
  • 季節変動 – シーズン切り替えやセール期に注文が急増し、通常期は再び低水準に戻るため、生産ラインを何度も拡大縮小できない

季節性需要の具体的な課題

ホームウェアを例に取ると、毎年 4 月(春物切り替え)と 9 月(秋物切り替え)前後の注文量は通常の 5〜10 倍に達します。同時に、款式・生地・カラーは当季のファッショントレンドに合わせなければなりません — 生地選定から初回量産納品まで、従来のサプライチェーンでは 60〜90 日かかりますが、シーズンウィンドウは待ってくれません

さらに、しまむらでは出荷ごとに厳格な受入検査を実施しています。寸法許容差・色差・縫製不良・タグ規格 — いずれかの基準違反でロット全体が返品されます。利益を確保しながら、こうした end-to-end QC のコストを吸収できるサプライヤーが必要でした。

我々のソリューション

天乙佳の戦略

しまむらの「価格+リズム+品質」という 3 重制約に対し、単なる原価圧縮ではなく、サプライチェーン能力によって総合コストを下げるアプローチを取りました。

1. 生地アヘッド開発(90 日前倒し)

各シーズン枠の 90 日前に、天乙佳の生地開発チームが当季のトレンド生地を先行サンプリング。生地ストックが整ってから、しまむらの款式チームと選定協議に入ります。「受注後生地開発」従来フローより 30〜40 日短縮。

2. フレキシブル生産キャパシティ(繁忙期 200% 弾力)

ISO 認証取得済みの 50 社超パートナーファクトリー網を活用し、繁忙期には複数工場間でオーダーを分散して 200% の生産弾力性を実現。通常期は「基幹ライン」のみを稼働させ、繁忙期には周辺工場を起動します。各工場はしまむらの監査基準を熟知しており、再トレーニング不要でプラグ・アンド・プレイ。

3. デュアルトラック QC(中国+日本)

  • 中国側:出荷前に JIS L 1096/1092 基準で 100% 検針+寸法・縫製抜き取り検査
  • 日本側:到着後、天乙佳の 2,000 ㎡ 奈良倉庫で再検査。不良は即時現地修繕し、しまむら上架スケジュールを妨げません

4. 款式モジュール化(同一生地で複数款式)

各シーズン内で、複数款式を同一生地+類似パターンで開発。生地調達のスケール化+パターン工程の共有化 により、総合コストを 15〜20% 圧縮。

成果

プロジェクト成果

複数シーズンの協業を経て、天乙佳はしまむらホームウェアカテゴリーの安定的なサプライチェーン・パートナーとなっています。

定量結果

  • 4 シーズン連続 期日通り納品(2025 春 / 2025 秋 / 2026 春 / 2026 秋)
  • QC 一次通過率 99.2%(業界平均 92〜95%)、しまむら側の返品コストを大幅に削減
  • サンプリングから初回量産納品 平均 38 日(従来フロー 60〜90 日)
  • 款式モジュール化率 70%、総合コスト約 17% 削減

顧客ビジネスへの影響

  • しまむらのシーズン切り替え期における新商品上架率は従来の 70〜80% から 95% 以上 に向上(サプライチェーン遅延で販売機会を逃すことがなくなった)
  • 3 年でシーズン別注文量が倍増したが、しまむら側は天乙佳パート専用にサプライチェーン管理チームを立てる必要がなかった
  • 多款式同時上市により、しまむら は同シーズン内で「款式の豊富さ+価格競争力」という二重メリットを実現

長期パートナーシップの価値

協業モデルは「個別受注」から「シーズン前共同計画」へと進化しました。毎年 1 月と 7 月に、天乙佳チームとしまむら購買チームがシーズンプランニングミーティングを開催し、当季トレンド・生地プラン・価格帯をすり合わせます。この深い共創により、両社のサプライチェーンリズムがしまむらの販売リズムと完全に同期しています。

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